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　今、読んでいる本。

引っ越しと、いぬ―つれづれノート〈12〉 (角川文庫)

　一番好きな作家は誰かと聞かれたらたぶん銀色夏生と答える。つれづれノートシリーズを読み始めたのは中学３年の時で、それからふと思いつく度に一冊ずつ買って読んでいる。てことで、まだ最新刊まで追いついていない。14巻で終わってしまうらしいが、また１巻から読んでも、新鮮に楽しめるはず。この人の考え方とか考えてることとか、とても興味深い。どういった環境で育てられてきたのかを知りたいところ(なんとなく想像はつくかも)。いつもは一日の出来事とか子供のこと、犬のこと、家のことなどについての考えが書かれているのだが、たまにポッと出てくるまじめな意見(んー、この"まじめな意見"って言い方語弊があるかも。でもまぁいいか)にはっとする。私が行くことのできない場所で物事を考えている、という感じ。芸術家って、やっぱりこれくらい個性が強いというか、そういう人がなるものなんだろう。私のゼミの先生、舞踊家なんだけども、この先生も相当の個性派。というか、変。先生が踊るダンスも、私の理解には及ばない雰囲気。先生と話すたび、やはり芸術家って・・・と思う。